会長・常任幹事会からひとこと(2020年)
2020年8月
新型コロナウイルス感染症と共存した新生活様式
残暑お見舞いを申し上げます。
世界的に新型コロナウイルスの感染が止まりません。8月21日現在、世界的感染者数は2267万人以上、亡くなった人は約79万人を超えました。
新型コロナウイルス感染症は半年、短期間で日本にも、世界に広がりました。
中国で原因不明の肺炎が昨年暮れ、12月に報告され私たちの生活がここまで変わるとは誰も想像できなかったことです。
第1波のやや収束から、第2波は冷夏、猛暑いいえ酷暑と一緒に受け入れていかなければならない日常生活となりました。
新型コロナウイルス感染症の発生は、政治、経済、都市、食、健康などに多大なる影響を与え私たちの暮らし・生活を一変させています。
特に体験したことの無い外出自粛期間には、
不要不急が叫ばれるなかで体づくりやメンタル向上などの健康維持に欠かせなかったスポーツ活動や文化活動や外食などの社交活動も制限され、
新型コロナウイルスと共に生きる〝ニューノーマル″(新しい常識・状態)が始まっています。
こうした状況下で、日本栄養士連盟も集合形式の総会から一部リモートと文書審議とやむない開催となりました。
新役員とともに、新生活様式を取り入れて社会の変化に対応し、この変化を創り出す会の運営を構築して参ります。
会員の皆さまにおかれましても健康にご留意され、このコロナ禍を乗り越えていけますようお願い申し上げます。
日本栄養士連盟 会長 井上 幸子
2020年6月
コロナ禍で得た生きる力
入梅の候、コロナと共存する新たな生活様式の実践は不自由さもありますが、身の安全は何物にも代えられないと心得て過ごしておりますが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
コロナ禍の自粛で目にした、「ニュータイプの時代」は2019年7月に発売された、山口周さんが「新型コロナ発生を予告」していたかのような著書です。
テレワークをしていたビジネスマンパーソンらの注目も集めていました。
本書では「これから求められる思考・行動様式とは?」と題して、「ニュータイプ」のポイントを、「オールドタイプ」と対照させて列記してます。
このことからも、新時代にはオールドタイプからニュータイプへと「人材がアップデートされなければならない」というのが著者の主張でした。
コロナ禍で不確実さがさらに増す今後、新しい生活様式が求められる時代
「オールドタイプ」で終わりそうになっていた自分を奮起した1冊でした。
外出自粛は解除されたとはいえ、新型コロナと共存し、この危機を乗り越えて、自己管理にも努めて行きたいと思っています。
日本栄養士連盟 会長 井上 幸子
2020年2月
新型コロナウィルス感染症に伴う支部長会議中止について
新型コロナウィルスで、お亡くなりになられた方々、ご遺族の皆さまに謹んで哀悼の意を表しますとともに、ご冥福をお祈りいたします。
また、被患されている方々、困難な状況におられる方々に心よりお見舞い申し上げます。
さて、3月初旬に東京に於いて、日本栄養士連盟都道府県支部長会議を開催予定いたしておりましたが、政府の新型コロナウイルス感染症の動向を鑑みて中止とさせていただきました。全国支部からのご意見を直接伺い、皆様方と情報交換できる良い機会と考えておりましたが、皆さまの安全第一に配慮した決断として、ご理解を賜りますようお願いいたします。日々刻々と状況は変化しており一日も早い終息を祈るばかりです。
今後、皆さまの健康が充分護られますよう心よりお祈り申し上げます。
日本栄養士連盟 会長 井上 幸子
2020年1月
謹んで新春の祝詞を申し上げます。
暖かい新年に健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。
旧年中は会員皆様のひとかたならぬご厚情を賜りありがとうございました。
2020年は「東京オリンピック・パラリンピック競技大会」が開催されます。
国民にとっても世界の人々にとっても、日本で開催される大きな意義があります。
昨年はラグビーワールドカップが日本で開催され、日本代表がベスト8に入る快挙を成し遂げたことはもとより、ラグビーに詳しい人もそうでない人もともに巻き込んで大変盛り上がったことは記憶に新しくあります。
「東京栄養サミット2020」は、年末12月中旬に開催が予定されています。
開催に当たり管理栄養士・栄養士は多くの方々を巻き込み、また日本栄養士連盟と日本栄養士会は一丸となり栄養サミットを成功に導くことに尽力して参ります。
本年もさらなる栄養士連盟活動に向け、気持ちを新たに取り組んでまいります。
本年も皆様のご多幸を心からお祈り申し上げます。
令和2年 元旦 日本栄養士連盟
会長 井上幸子