会長・常任幹事会からひとこと(2016年)
2016年10月
哀愁の秋
食欲の秋、読書の秋、紅葉の秋等々言いますが、哀愁を帯びたメロディーがとっても心にしみる秋と思います。
今、私はマイ・ウェイという曲を聴いています。
元は、シャンソンの「いつも通り」という曲なのですが、今や、フランクシナトラが映画の主題歌として歌ったポピュラー。歌詞は文語体の美しさ、人生をしょってきた人だから歌えるマイ・ウェイなのだと感じ、聞き入っています。
ふと幼い頃、若い頃、親から何気に聞いていた言葉が次々思い出されます。それらの一部を記してみます。
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犬が西むきゃ尾は東、兄は俺より年上じゃ。 どうにかなるものはどうにかなる。どうにもならないのはどうにもならない。 |
☆ | 人は変えられないが、自分は変われる。 |
☆ | 出来ない理由を考えるのではなく、出来る理由をみつけなさい。 |
☆ | お前の考える7割出来ていれば、褒めてやれ。 |
等々、当時は、フ~ンと聞き、今は良~くわかり、孫に言っている自分に笑ってしまいます。
この事例をもっても、幼い頃、若い頃の考え方、生活の影響は生き方のよりどころとなると考えます。
私共、栄養士・管理栄養士の団体と致しまして食に対する生涯を通しての考え方の基盤をなるべく幼い頃、いや生まれる前の母体から、望ましい食の営み・食環境を整えることに精力的に取り組む心算で行動して参ります。
季節の変わり目です。ご自愛のうえ、ご活躍をお祈りしています。
日本栄養士連盟 会長 加藤廣子
2016年 9月
栄養士・管理栄養士は縁の下の力持ち
ことのほか暑かったこの夏、様々な天災地変にも悩まされましたが、お疲れは出ていませんか?お子様、お孫様を囲んで楽しい時も過ごされた事と思います。
リオのオリンピックでは、時差12時間で寝不足が助長された方も多くいらっしゃると思います。エキサイティングな試合展開に熱狂し、興奮させられました。
たゆまぬ選手自身の努力は言うまでもなく、家族の協力、関わるスタッフのなみなみならぬ指導と後押し。その中に、食事の大切さを語る選手が多くいました。「栄養士の方、管理栄養士の方」という文言が多々あり、「すべての身体の基本は食べ物です。」と、声を大にして、今、嬉しさと共に知らしめたく思っています。間もなく始まるパラリンピックも然りです。今、日本でも2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて様々な業界が準備を始めています。栄養士・管理栄養士の活躍の場が多くなります。食の専門家として力強く支えていきたいと思っています。
しのぎやすい秋の到来を心待ち致しましょう。
日本栄養士連盟 会長 加藤廣子
2016年 4月
地震 お見舞い申し上げます。
長引く地震の揺れに不安な時を過ごされておられる事と存じます。どう心を整理して良いのやら、先の見えない不自由な避難所生活はいかばかりかと、ただただ案じております。
ご無事でありますことを祈るばかりでございます。
前震といわれた翌朝、九州地区の役員の方々にお見舞いメールをお送りしました処、何県かの方から大丈夫ですと返信があり、ホッとしましたが、本震のあとはどうなっていますか案じています。
おつらい日々でしょうが、めげずに乗り切って戴きたいと。
そして、地震が早く収束し、日常生活が一日も早く訪れます様、心よりお祈り申し上げます。
日本栄養士連盟 会長 加藤廣子
2016年 3月
栄養士議員連盟の先生方 有難うございました
いよいよ四月から、栄養指導診療報酬が二十年ぶりに大幅改定されます。快挙と言っても過言ではありません。
かねてから悲願でした診療報酬の改定ですが、今回外来栄養食事初回指導料130点だったものが260点と大巾なアップ。
栄養指導が評価されたことに胸いっぱいです。
国会議員の先生方が予算の決定をされるわけですが、栄養士議員連盟の先生方は、全国で241名おられます。先生方のお力の強さに感じ入りました。そして、日本栄養士連盟全国47都道府県支部の地道な活動が功を奏したと思っています。
思いは通ず。これからも今働いている栄養士・管理栄養士、これから働こうと考えている栄養士・管理栄養士の為に心を配って参りましょう。
日本栄養士連盟 会長 加藤廣子
2016年 1月
新しい年を輝かしい心でお迎えの事と存じます。
おせち料理に腕を振るわれたのではありませんか。
素材が食卓にのぼった姿の変化、食材の意味、
和食のこだわりを学ぶ良い機会ですね。
子どもは親の真似をして育つのですから、子ども達に
家庭の慣習ばかりか日本独自の文化を継承させる
意味深いチャンスですね。
日々の食生活を大切にしながら、
夢の実現に前進されます様に、
笑顔の多い年であります様
お祈り致します。
日本栄養士連盟 会長 加藤廣子